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会長挨拶
会長就任2期目におもう

(社)日本小児科医会
会長 保科 清


 小児保健法(仮称)の行く末を見守るために,もう1期会長を務めさせていただくことになりました。

 小児保健法の構想は,何とか平成20年1月に日本医師会の了解を取り付けることができ,これから法制化に向けた動きを開始するとともに,内容を形骸化させないための詳細な具体化計画も必要となります。小児保健法や医療費改定に向けた日本小児科医会の活動を積極的に行うべく,委員会活動の活性化に尽力したいと考えております。

 しかし,医会に与えられた問題は,他にも数多くあります。

 その中で第1に問題となるのは小児科の診療報酬改善です。小児科外来診療料の10点加算はありましたが,外来管理加算にいわゆる5分ルールが適用され,実質的に大幅な減収となる小児科が増えてしまったことです。
この問題については,日本医師会長および厚生労働省保険局医療課長に要望書を直接手渡しました。しかし,根本的には,小児医療費の基本的な部分における点数改善であり,この目標に少しでも近づけるために,医会として活動をしていく必要があります。

 第2は,小児の救急医療問題で,各地で地道な対応がとられてきております。全国統一した小児救急のあり方を探ることは,現場を混乱させるだけと思われます。
現場に合った対応をとりつつ,さらに05. 次救急とも言われる#8000,小児救急医療電話相談事業の全国展開も厚生労働省の了解を取り付けて,その運営方針がまとまり,実際面の詳細な検討に入っています。

 第3は,厚生労働省の打ち出した“総合医”問題。厚生労働省の思惑とは異なり,日本医師会は総合診療医としてのカリキュラム作成に着手していましたが,オブザーバーとして医会が参加して,カリキュラムの中に小児科医としての意見を盛り込むことができました。
この問題に関連して,医会の中に設置していた会長諮問「かかりつけ小児総合医」検討委員会の報告書もまとまり,答申書が提出されました。詳細については医会報に掲載される予定ですので,ご高覧をお願いします。

 その他にも,医会が開催している「子どもの心研修会」の必要性を厚生労働省が認め,昨年度から「子どもの心の診療医研修会」を開催しています。医会も主催者として企画面を担当することになっております。
数十年かかって変化させてしまった子どもの心を健全な形に取り戻すことは非常に困難と思われますが,地道な努力が必要であり,第一線に活躍されている小児科医の先生方のご協力なしには不可能です。診療以外に幅を広げていただくことになり,さらにお忙しくなりますが,子ども達のために少しずつでも活動していただけることをお願いします。

 昨年度は,「産科医療無過失賠償制度」作成に参加する機会を得ました。その骨子がまとまり,これから保険会社との詳細な詰めの検討に入っているところです。
これがうまく運用できるようならば,小児科では予防接種の定期接種と任意接種で異なる補償制度を,予防接種の無過失賠償制度として一本化することにも応用できると考え,産科医療無過失賠償制度の進展を見守りたいと思います。
このような制度を適応できるなら,世界水準からはるかに遅れた日本の予防接種も,予防接種法の枠を越えて,かなり早期に世界水準に匹敵するものにできると思います。

 以上のように,医会の活動が多岐にわたりますが,多才な役員の先生方のご協力を得て,継続した活発な活動のために邁進したいと考えております。

 最後になりますが,前会長の師先生が“旭日小授章”を受章されました。
医会としても大変に喜ばしいことであり,お祝いを申し上げます。また,これからも医会活動をご指導いただけることに感謝申し上げます。
設立の経緯
 昭和54年1月21日、日本小児科学会理事長は、小児医療全般にわたる医療体制の確立を目指して、同学会社会保険委員会に対し小児医療改善に関する重要事項6項目の諮問をしました。
 同委員会はこれを受けて検討を重ねた結果、昭和55年2月3日「小児医療改善に関する答申」を出しました。その中の第5項目に「全国的小児科医会の結成」があり、これが日本小児科医会の芽生えです。
以後、全国小児科医会連絡会が開催され、昭和58年に日本小児科医会設立準備委員会が発足し、昭和59年5月18日に日本小児科医会が創立され、初代会長に内藤壽七郎が就任しました。

 小児医療改善のための事業を中心に積極的な事業展開を続けると共に、国際的にもWHOのEPI活動へ協力、ラオスのポリオ撲滅に関するJICAの活動に参画・資金援助、中国と日中育児研究会開催などの活動をしてきました。

 平成9年に14年間勤められた内藤会長が辞任され、後任として天野 曄、平成14年より師 研也、平成18年より保科 清が会長に就任し、現在に至っております。

 近年不登校、いじめなどの問題が叫ばれ、神戸の事件をきっかけにして小児科医にできることがあるはずだと、子どもの心対策委員会が設置され、平成11年より「子どもの心相談医」制度を設置いたしました。
子どもの心相談医の研鑽を計るため、毎年「子どもの心」研修会を開催しております。

平成12年12月11日、厚生省から正式に社団法人日本小児科医会として認可されました。
目的
 本会は、小児医学の成果に立脚しつつ、小児の医療、保健および福祉の充実と向上を図り、もって小児の健全な発達と人格の形成に寄与することにより、国家・地域社会の発達の基礎の確立に貢献することを目的としています。
事業
本会は、目的を達成するために、次に掲げる事業を行っています。

(1)小児医療の調査・研究および小児医療の向上に関する事項
(2)小児保健の推進と普及に関する事項
(3)小児の福祉に関する事項
(4)生涯研修に関する事項
(5)医の倫理の確立、実践に関する事項
(6)小児社会保険医療の充実と改善に関する事項
(7)小児医療の国際交流に関する事項
(8)小児医業の経営改善に関する事項
(9)その他、本会の目的を達成するために必要な事項

以上の事業を遂行するために、次に掲げる部を設置しています。

1. 総務部
2. 庶務部
3. 経理部
4. 学術部
5.子どもの心対策部
6. 公衆衛生部
7. 社会保険部
8. 小児救急部
9. 広報部
10. 国際部
組織
役職名 氏 名 担当部署
会長 保科 清
副会長 富樫 武弘 北海道・東北地区代表
松平 隆光 関東地区代表
蔭山 尚正 中部・近畿地区代表
桑原 正彦 中国、四国・九州地区代表
常任理事 神川 晃 (総務部)
塙 佳生 (庶務・経理部)
髙橋 系一 (経理部)
横田俊一郎 (広報部)
竹本 桂一 (公衆衛生部)
及川 馨 (公衆衛生部)
横山 純好 (社会保険部)
小山田 雍 (社会保険部)
西牟田敏之 (学術部)
木野 稔 (学術部)
内海 裕美 (「子どもの心」対策部)
沼口 俊介 (国際部)
井上賢太郎 (国際部)
山中 樹 (小児救急部)
理事 横山 新吉 松浦 敏雄 志水 哲也
竹内 宏一 中 眞一(HP担当) 千阪 治夫
阪 正和 西川 慶繁 秋津 宏機
井上 昇 植松 活三 岡田 昌啓
小野寺泰悦 加藤善一郎 塩沢 良治
髙野 茂 髙橋 晴邦 田辺 功
谷口 正子 千々岩英彰 栃木 一夫
沼崎 義夫 早川 久夫 早川 浩
原田 良康 深澤 修 藤井 則之
前野 一雄 松葉 博雄 元橋 一郎
元橋 康雄 山内 邦昭 山口 直樹
監事 相澤 昭 神尾 守房
代議員議長 栁 忠道(議長) 古平金次郎(副議長)
顧問 師 研也 塙 賢二 川田 義男
名誉会長 天野 曄
名誉会員 小川 英治 松永 嵩 相見 基次
兼松 謙三 吉田 順一 安達 雅彦
岡本 健治 石垣 四郎 田原 曉
濱田 義文 田中 一 豊臣 清臣

※注:名誉会員の吉田先生のお名前「吉」は、「土」に「口」となります。

委員会
役職 委員名
<法制委員>
渡辺 信彦
巴 朝夫
委員長 森島 昭
清水 紘昭
早野 昌毅
渡利 寛
高崎 好生
<調査委員>
穴倉 廸彌
鈴木 英樹
伊藤 幸生
浅野 純一
河原 信吾
石黒 成人
藤本 保
<広報委員>
髙室 基樹
臼井 由紀子
委員長 大川 洋二
副委員長 松岡 宏
川﨑 康寛
森本 雄次
小野 靖彦
草刈 章
藤原 芳人
神山 潤
渡辺 博
山田 晋一
(第21回総会フォーラム担当)
<ホームページ委員>
髙室 基樹
委員長 川村 和久
泉田 直己
矢嶋 茂裕
平山 健二
副委員長 桑折 紀昭
臺 俊一
<公衆衛生委員>
梅津 征夫
小松 和男
委員長 峯 真人
清水 信
藤岡 雅司
寺田 喜平
佐藤 克子
中山 義雄
牧田 郁夫
和田 紀之
片岡 正
飯沼 和枝
<社会保険委員>
長野 省五
副委員長 奥村 秀定
大山 宜秀
松田 正
副委員長 武知 哲久
田中 清
志方 出
委員長 髙木 英行
近藤 富雄
清沢 伸幸
片桐 真二
<教育委員>
古賀 康嗣
大浦 敏博
副委員長 荻原 正明
北條 泰男
委員長 田中 和彦
中野 省三
深澤 満
冨田 茂
(第21回総会フォーラム担当)
加納 芳郎
(第22回総会フォーラム担当)
山脇 英範
(第6回生涯研修セミナー担当)
<「子どもの心」研修委員>
渡辺 徹
今 公弥
委員長 秋山 千枝子
有吉 允子
藤田 位
岡田 あゆみ
松田 幸久
太田 文夫
武居 正郎
西垣 正憲
金原 洋治
<「子どもの心」審査委員>
委員長 赤坂 徹
武居 正郎
西垣 正憲
金 平榮
<子どもとメディア委員>
田澤 雄作
委員長 武居 正郎
田中 英高
佐藤 和夫
家島 厚
神山 潤
清川 輝基
(特別委員)
<国際委員>
岡 敏明
関場 慶博
田中 靖彦
岡田 純一
副委員長 中谷 正晴
松岡 優
委員長 進藤 静生
田原 卓浩
南 武嗣
真野 俊樹
(特別委員)
<小児救急医療委員>
太田 八千雄
高砂子 祐平
委員長 渡部 誠一
岩佐 充二
小川 實
細木 宣男
副委員長 市川 光太郎
総会資料
UPDATA
2008/09/10 平成19年度 経理報告書・収支計算書
平成20年度 事業計画
平成20年度 収支予算書
(4.5M/A4)
平成19年度事業報告 (3.8M/A4)
2007/03/06 平成17年度事業報告・収支計算書
平成18年度事業計画・収支予算書
(4.2M/A4)
2005/10/26 平成16年度事業報告 (454K/A4)
2005/10/25 平成16年度収支計算書 (284K/A4)
2005/10/25 平成17年度事業計画 (288K/A4)
2005/10/25 平成17年度収支予算書 (266K/A4)
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